恐い話②
これは、まだ私が結婚する前に主人と付き合っていた時の話です
彼の家に遊びに行って、夜自宅に帰る時の事です
彼の家は駐車場がなく、近所に駐車場を借りていました
広い空き地に、横の土地との境に高いフェンスがあります
私の車はフェンスの手前に置いてありました
車のエンジンをかけると、ヘッドライトがフェンスを照らしました
すると、私の目の前にポスターが見えました
こどもの絵が描いてあると思ったら、それは白い小さなこどもでした
ちょうどフェンスによじ登っている格好をしていました
「!!?」
一瞬ワケがわからず、幽霊だとしても人間だとしても、とても怖くなってすぐに車を発進させて帰りました
家に帰ってからこの出来事を彼に電話したら、
「それは変だなあ」
と言われたので
「そりゃ確かに見間違いかもしれないけどさあ、、」
と言うと
「ちがう、こどもじゃなくてさ」
「そこにはフェンスはないハズなんだよね」
と言うのです
フェンスはあることはあるけど、私が見た位置はちょうどフェンスが途切れていてないとの事でした
納得のいかない私は、次の日の昼間に駐車場を見に行きました
すると
ないんです
本当にフェンスが途切れていて私の見た位置には何もありませんでした
それじゃあ、あのよじ登っているかのような白いこどもは、、、
あるはずのないフェンスは一体なんだったのでしょうか